「ゼンマイじかけのカブト虫」ってどんなお店?
「人」と「酒」と「音楽」と「語らい」 … 70年代「FolkSong」が聴ける店。
2001年4月20日にOpenした店。おかげさまで11年目を迎えることが出来ました。
「人」が集まり「酒」を酌み交わし、そこに自分たちが青春時代を過ごした日々に聴いた懐かしいフォーク ソングという
「音楽」が加われば極自然に「語らい」が弾み始める…フォーク好きの“遊び場”として、若かりし日の懐かしい時間旅行
の空間としてお楽しみ下さい。オーナー兼マスターの“宮本ハジメ”が経営するミュージック・バーです。
≪ 宮本ハジメ ≫
・ シンガーソングライター(ソロ+デュオ+バンドとしてフォークソングやオリジナル曲を演奏)
・ エフエム山口「ザ・週刊フォーク王」(毎週土曜日・朝9時~オンエアー中)パーソナリティー
・ 新聞、雑誌、TV等に時折予告も無く登場
* 詳しくは当サイト・トップページの”Private Side”内のプロフィール欄をご参照下さい。
所在地:〒753-0056 山口市湯田温泉1丁目7―18(広沢ビル2F)
☎FAX兼:(083)920-1970(受付時間:20:00~)
営業:20:00 Open~24:00頃 まで
定休日:毎週日曜日(祝・祭日は時々営業)* 年始は2日~年末は30日まで営業
目安:ホテル松政の反対側。スミスタクシー路地を100mほど入り左側のビルを2階へ上がる。
* 基本的にお客様ご自身の演奏歌唱はご遠慮いただいております。(お尋ね下さい…実力が判り次第…)
カラオケシステムは有りません。
★ 御予約貸切り営業受付中
店名決定秘話
インパクトがあって、なるほど感があって、何となくコンセプトがイメージ出来そうな店名にしたかった。店名だけで
印象が付けられるだけでなく、ビジュアル的に記憶を残させるためにはマークも作成したいと考えた。つまり…
店名ロゴ+マーク=いわゆるロゴマーク。と言うことでイメージを形にしたものがレコードの上でカブト虫が音楽を聴き
ながら踊っているデザインになりました。
小生がサラリーマン時代の間に5年位携わった仕事は”販売促進の宣伝広告”。そんなこともあり四苦八苦しながら考え貫い
た挙くにこうまとめた。 数あるフォークシンガーの中でギターコピーに明け暮れたミュージシャン 「井上陽水」氏の楽曲
の中から選択しよう…どれも捨て難く想い出多い数々の名曲、色々と候補に挙げながら 最終的には
「ゼンマイじかけのカブト虫」に決定した。
① “ゼンマイじかけ”なんてフレーズは正に‘60~’70年代らしくアナログ感満載ではないか。
② “カブト虫”は男子としては少年時代の必須アイテムであったことで懐かしさ感がある。
③ 日本の音楽シーンの成長において洋楽の存在は大きく、特にビートルズの存在は圧倒的。
ビートルズ=カブト虫…そのものである。特に井上陽水はビートルズフリークである。
④ 店名は覚え易いことが適材だが、敢えて長い名前にすることでインパクトと斬新さをアピールする。
⑤ 長い名前は覚え難い、“覚えられないが何やら長い名前の店”として覚えられる。(逆に認知度Up)
販売促進・宣伝広告の経験上、上記のようなプロセスの末導き出した結論でありました。
余談1
当初、2ndアルバムに収録されている”紙飛行機”という楽曲に決めようと考えた。 歌詞にある♪白い紙飛行機…が
何にも染ってない純真さ、♪広い空をゆらりゆらり♪何処へ行くのだろう…の自由奔放さ、♪風に乗れよ上手く…
上手くすれば上昇気流に気持ち良く漂えて行けそう…の成功感。♪強い風も雨も笑いながら受けて…の力強さなど
ポジティブ感満載だからだ。しかし歌詞の一部にはこうもある♪何処へ落ちるのだろう♪ 雨が降ったら弱い翼は
濡れてしまう♪短い命だね…とネガティブ感も満載…加えて、デザインを起こす段階でどうしても線画だけになり
様にならない…ということで却下となった。
余談2
余談1で学んでおきながら、「ゼンマイじかけのカブト虫」の歌詞はもっとネガティブだった。♪壊れた♪汚れた
♪逃げた…(下記参照)。紙飛行機の歌詞に勝るとも劣らない…店名にしたことに決して後悔はしていない。
「ゼンマイじかけのカブト虫」曲解説
1974年、井上陽水の5thアルバム“二色の独楽”に収録されている曲名。(6thシングル“夕立”のB面曲)
いずれにしてもその他大勢の中の1曲的扱いだし、B面扱いにしかなかった楽曲。ところがだ、その後発売される
ベスト盤に取り上げられたり、某TV番組での生演奏の楽曲として取り上げられたりした楽曲なのである。一体
どう言う事なんだろう?それにはキチンとした理由があり、至極当たり前のように答えはあったのだった。
収録されているアルバム“二色の独楽”から説明しよう。独楽(こま)とは言わずと知れた回る独楽、小学生時代
随分とのめり込んだ玩具のひとつだ。縄ひもを本体に巻き、横斜め方向に勢い良く投げ込む。クルクルと加速し
回転によって二つの色が綺麗に混ざり合うのだ。上手く回転させるには要領とテクニックが必要だし、長く回し
続けるには勢いとコツがあるのだ。“二色”とは男と女、“独楽”とは夫婦であり、二人の協同作業によって綺麗 に
交わり続くものなのである。にも関わらずこの楽曲の歌詞ですよ…♪壊れた♪汚れた♪逃げた…全くもって
ネガティブ極まりない。要するに男と女の関係が壊れ、愛の形が汚れ、二人の心が別々の方向に逃げた…
愛の行く末の終焉だ。陽水はこの事を比喩表現として表したのである。
余談3
“こま”という漢字は「独楽」と書く。「ひとりがらく」・「ひとりをたのしむ…あるいはひとりがたのしい」…な~るほど。
二色の独楽というアルバムには「御免」という楽曲が含まれている…考え過ぎであろうか?歌詞カードの中にわざわざ
写っている女性はいったい誰なんだろね?そんなこと考え始めると今夜もまた眠れなくなってしまう。